受け継いできた伝統
岡コ(愛知県立岡崎高等学校コーラス部)は、1949年に創部された、混声合唱を行う部活動です。
1968年に顧問である近藤惠子先生が着任された翌年に、創部以来初めてNHKコンクール愛知県大会で1位、
東海北陸大会で3位に入賞します。 1993年に初めて全日本合唱コンクール全国大会に出場し、以後26度の出場を果たしました。
2008年度大会では念願の文部科学大臣賞(部門第1位)を受賞し、世界合唱オリンピック(現:世界合唱大会)に日本代表として出場し、最優秀賞を受賞しました。
以降、5大会連続で金メダルを、また最優秀賞を3度受賞しました。これらの功績によって、愛知県知事賞を2度、愛知県芸術文化選奨文化奨励賞を3度受賞しました。
現在も、全日本合唱コンクール全国大会に19年連続で出場するなど、大会にて好成績を残しています。
愛唱曲
岡コには長らく歌い継がれてきた愛唱曲があります。
愛唱曲にはジャンルを問わず、シンプルで歌いやすい曲から複雑で難しい曲まで、さまざまな曲があります。
新入部員は愛唱曲の音とりをして、岡コの合唱を習得します。
いざ立て戦人
力強く勇ましい曲です。原曲は男声合唱版のようですが、岡コでは混声合唱版を歌っています。
Ev'ry Time I Feel the Spirit
陽気な四拍子の黒人霊歌です。南北戦争前の、奴隷からの解放を臨む黒人たちにより作られたとされています。
出逢い
岡コOBの平田聖子さんが作曲された曲です。政権交代のときに毎年欠かさず歌われます。
With a Lily in your hand
ひっそりとした、それでいて悶えるほどの熱を持った恋の歌です。独特なハーモニーが特徴です。
おてもやん
熊本県民謡をもとに作られた、エネルギッシュな曲です。岡コオリジナルの振り付けがあります。
Circle of Life
ミュージカル『ライオンキング』の劇中歌です。さまざまな行事の時に歌われる岡コの定番曲です。冒頭のテノールとバリトンのソロが見どころです。
岡崎混声合唱団さんについて
1979年に愛知県立岡崎高等学校コーラス部の卒業生が中心となって「愛知県立岡崎高等学校コーラス部OB合唱団」を設立しました。
1985年に初めて全日本合唱コンクールに出場しました。2023年時点では、計18回の全国大会出場を果たし、6回金賞を受賞しています。
2006年には一般部門(大編成)で文部科学大臣賞(部門第1位)を受賞しました。
1999年に第20回定期演奏会を迎え、団名を「岡崎高校OB合唱団」から「岡崎混声合唱団」へと改称しました。
愛知県立岡崎高等学校コーラス部の卒業生に限らず一般の方からも団員を募集し、地域の音楽文化の向上を目指すとともに、
愛知県立岡崎高等学校コーラス部の大きな支えとなっています。
奥の院とは...?
岡コでは「奥の院」という言葉がよく使われます。
旧ホームページのタイトルの「愛知県立岡崎高等学校コーラス部 奥の院」や、岡コの日記の名前の「奥の院日記帳」など、さまざまなところに見受けられます。
この「奥の院」という言葉は、岡コの練習部屋の1つ、テナー部屋という部屋の奥にある小汚い部屋につけられた名前から採ったものです。
この部屋は普段は鍵がかかっていて、立ち入ることができないのですが、楽器や貴重な備品、予餞会用の秘密道具や年代物のレコード、冷蔵庫まで、いろいろなものがおいてあります。
たくさんの物がおいてあるため、どれが必要でどれが必要でないのか誰にもわからない状況になっています。
この部屋が「奥の院」と呼ばれることになった経緯は一切わかっていません。OB・OGの方でご存じの方がいれば教えてください。
岡コちゃんについて
岡コの部Tにも印刷されているかわいいキャラクターです。
一説によると、惠子先生をモチーフに作られたキャラクターだとか。